ハーマンミラー、セイルチェアの張り替え
こんにちは!ハンディマン大宮店の川端です。 先日ご用命頂いた作業をご紹介します! ハーマンミラー社のセイルチェアです。 帆船の帆からインスピレーションを受け、「セイル」チェアと名付けられたようです。 構造はシンプルながら、背面の幾何学的な造形がかっこいい…。
ですが、座面が擦り切れています。 大切に使っていても座面の摩耗は避けられません。 そこで生地張り替えのご相談を頂きました。
初めてのことなので、いろいろと調べました。 高い椅子ですし、大切に使われていますし、きれいにしたいです。 分解の方法を調べ、事前に分解の予行練習をさせて頂き、間違いがないよう作業の日を迎えました。
まずは座面を前にスライドさせ外します。 座面裏のカバーを止めたビスを取ります。 が、プラスドライバーでは外せません。 星形のドライバーが必要となります。 カバーを外すと既存の張地の端部が見えました。 プラスチックの下地にタッカーで留めてあります。 座面の形状が変わるリスクを避ける為、既存の張地の上から新しい生地をかぶせることにしました。 サイズの確認と柄の位置を調整し… 曲線に合わせながらプリーツを作ります。 こちら使用した道具です。 うまく刺さらなかった針は、マイナスドライバーとペンチで抜きます。 下地のプラスチックが固いので、タッカーも強力なものを用意しました。 余った生地をカットして… 完成! 擦り切れたスポンジの形状は残りますが、おおむね綺麗に仕上がったかと思います。 お客様の選ばれた生地で、一つだけのかわいいセイルチェアになりました!
新しい作業に挑戦させて頂きありがとうございました! |